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薬事申請アッセイ
標準的な(調和された)ひと揃いの遺伝毒性アッセイは、多くのグローバルな規制ガイドラインの必須部分です。BioReliance社は、すべての規制、ならびに変異原性試験または遺伝毒性試験を要する製品の種類に対応した、最も包括的なアッセイおよびデザインのポートフォリオをご用意しています。
ガイドラインは、管理当局(米国、EU、日本、その他)および製品の種類(医薬品、食品添加物、動物用医薬品、医療機器、工業・農業の化学物質、消費者製品、およびフレーバー・香料)によって幾分異なりますが、BioReliance社は、こうした規制および製品の種類に対応可能な、無数のアッセイのポートフォリオ(品揃え)およびコンサルテーション(相談)を提供します。すべてのアッセイは、OECDガイドライン(該当する場合)に準拠し、GLPに対応しています。
アッセイカテゴリー:
- エームス試験
In Vitroでの哺乳動物細胞の遺伝子突然変異アッセイ
- L5178 TK+/- マウスリンパ腫アッセイ(MLA)
- CHO/HPRTアッセイ
In Vitro での細胞遺伝学検査
*EpiDerm™ 3Dヒト再生皮膚(RSMNアッセイ)でも利用可能
DNAの損傷および修復
- 不定期DNA合成(UDS)
- 姉妹染色分体交換(SCE)
形態変換
- BALB/3T3変換
- シリアンハムスター胚(SHE)細胞形質転換
In Vivoでの細胞遺伝学検査
- 染色体異常アッセイ
- オプション:マウス、ラット
- 小核アッセイ
- オプション:種マウス、ラット
分析:顕微鏡検査、FISHおよびCREST、フローサイトメトリー
遺伝毒性を調べるエームス試験
エームス試験(細菌の復帰突然変異試験)は、IND、化学物質などを申請する前にFDA、EPA、EMEA、EUなどの規制当局により必要とされます。エームス試験は、低分子製剤(医薬品、化粧品、フレーバー・香料、消費者製品など)の変異原性または遺伝毒性のシンプルで簡単な手段をもたらします。
BioReliance社において、私たちはBruce Ames' laboratoryで開発されたオリジナルの試験菌株の独占的所有者であり、以下のようなエームス試験の最も包括的な各種手法、デザインおよびオプションを提供します:
- エームスプレートインコーポレーション法
- エームスプレインキュベーション法
- エームス処理およびプレート法
お客様の製品ニーズに対して最良の毒性アッセイを決定するために、当社の遺伝毒性専門家にご相談下さい。また、当社のエームス試験商品を閲覧する際は、右の検索ツールをご利用下さい。
エームス試験の基礎
エームスアッセイは、アミノ酸であるヒスチジンの合成に必要な遺伝子の点突然変異を保有する細菌細胞を用いて、被験物質の直接的な突然変異能を測定します。
概して、サルモネラ・ティフィムリウム(ネズミチフス菌)TA98、TA100、TA1535、TA1537株および大腸菌WP2が使用されますが、OECDガイドラインの下では他の菌株も容認されています。こうした突然変異株は、ヒスチジン無添加培地で生育することができません。基本的な考え方は、細菌を被験物質と一緒に培養し、被験物質によって点突然変異が復帰したために細菌がヒスチジン無添加培地で生育可能となった「救出(レスキュー)」にスコアを付けるというものです。被験物質の変異原性は、観察された細菌コロニーの数に比例します。細菌生育数がベースライン時の2倍に増加した場合、FDAガイドラインに従って、生物学的製剤または薬物代謝物に遺伝毒性があると評価されます。
使用する細菌株を薬物透過性に基づいて選択することにより、エームス試験は、遺伝毒性能(遺伝毒性作用)を確認するのに理想的なアッセイとなります。
小核アッセイ(小核テスト)は、染色体損傷を来す染色体異常誘発剤および異数性誘発剤のシンプルで簡単な手段をもたらします。当社は、工業化学物質、消費者製品、農薬、医薬品などの低分子製剤の小核アッセイを提供しています。
BioReliance社において、私たちは以下のようなフルセットの小核試験および分析オプションを提供します:
- In vitroでの小核試験
- In vivoでの小核試験
- フローサイトメトリーによる小核評価
- 顕微鏡観察による小核評価
お客様の製品ニーズに合った最良の毒性アッセイを決定する際は、当社の遺伝毒性専門家までご相談下さい。また、当社の小核アッセイ商品を閲覧する際は、右の検索ツールをご利用下さい。
小核アッセイの基礎
小核アッセイでは、被験物資によって誘発された、間期細胞の細胞質内の小さい膜結合型DNA断片の形成または小核の形成を調べます。小核は、動原体を欠く染色体断片、または細胞分裂中に残りの染色体と一緒に移動することができない全染色体から生じます。この試験は、in vitroでの培養細胞、ならびにin vivoでのマウスおよびラットの双方で、実施することができます。
BioReliance社では、通常、以下の細胞型を試験しており、お客様のニーズに合った多くのデザインをご用意しています:
- CHO(チャイニーズハムスター卵巣)
- HPBL(ヒト末梢血リンパ球)
- TK6
In vivoでの小核試験は以下のものを含みます:
- ラットまたはマウスの骨髄
- ラットまたはマウスの末梢血
- 医療機器試験
in vitroでのアッセイでは、二核または多核の間期細胞の染色体損傷が小核の形成を招くまで、細胞培養を続けます。次に、染色された間期細胞の小核の存在を顕微鏡で調べます。二連の細胞培養当たり1000以上の二核細胞にスコアを付けることで、細胞が小核を有する頻度を評価します。遺伝毒性の尺度として増殖指数を推定するため、細胞は単核、二核または多核として分類されます。小核を有する細胞の数について、被験物質が濃度に関連した増加または再現性のある増加を誘発する場合、陽性と呼ばれます。陽性結果は、被験物質が染色体異常または細胞分裂装置の損傷を誘発することを示します。アッセイの妥当性を確実にするため、すべての小核アッセイは陰性対照および陽性対照の双方を用いて実施します。
in vivoでの小核アッセイは、染色体切断または紡錘体の機能不全を誘発する薬剤を検出するための短期細胞遺伝アッセイです。大腿骨髄または末梢血について、小核を有する多染性赤血球(PCE)の存在を顕微鏡で評価します。染色体切断または紡錘体の機能不全の結果として小核が細胞分裂中に形成される場合、染色体異常誘発作用が認められる可能性があります。染色体切断の場合、無動原体染色体断片は、細胞質内に単一または複数の核を形成する娘細胞の核内に含まれない可能性があります。被験物質が有糸分裂紡錘体装置を妨害する場合、異数性誘発作用が認められる。分裂後期の不分離または遅滞染色体は、新しい細胞の細胞質内に単一または複数の核を形成する娘細胞の核内に含まれない可能性があります。小核を有するPCEの発生率は、被験物質遺伝毒性の指標として役立ちます。
BioReliance社は、遺伝毒性試験として何千もの小核アッセイを実施してきました。遺伝毒性試験のニーズを満たすため、早速、当社の専門家までお問い合わせ下さい。
最近の研究で、げっ歯類の細胞株を用いた遺伝子toxアッセイに伴う問題点が特定され、p53欠損であることが示されました。CHOのようなげっ歯類の細胞株を用いたアッセイは、陽性結果の割合が高いことを示しています。そのため、in vivoでの遺伝毒性アッセイおよびげっ歯類の発がん性を十分に予測できません。これらアッセイでのTK6細胞の使用により、パフォーマンスが向上しています。これは、TK6細胞がヒトBリンパ芽球様細胞株由来であるためです。
TK6細胞の特徴は以下のとおりです:
- ヒト由来の細胞
- p53-コンピテント
- 核型分類で安定
- HPBL(ヒト末梢血リンパ球)を使用した際に時々生じるドナー関連の変動の影響を受けにくい
TK6小核アッセイは、最初の遺伝毒性結果から作用機序(異数性誘発性または染色体異常誘発性)を調べるフォローアップアッセイとして利用するのに最適です。TK6小核アッセイでは、基本的なアッセイデザインの域を超えて追加の細胞を調べる必要がなく、FISHまたはCREST法のいずれかが使用されます。
TK6小核アッセイ
- 該当しない陽性結果の割合(%)が、p53突然変異細胞株と比べて低下します
- げっ歯類細胞株の使用が不要です
- ドナー変動が減少します
- in vitroでの染色体異常アッセイよりも、迅速なターンアラウンドタイム(一巡時間)およびより簡単なスコア評価をもたらします
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