細胞株の認証

当社は、細胞株の同一性を明確にし、製造や創薬研究に使用される細胞株の真正を証明する様々なサービスおよびアッセイを提供しています。

一般に細胞株は、細胞のパフォーマンスが予想もしくは過去の結果と矛盾する場合または結果を発表する前に、凍結する前、活発な培養生育の2ヵ月ごとに1回、新たに確立または獲得した細胞株として証明することをお勧めします。

 

BioReliance社は、以下のような細胞株の認証および同一性の確認試験サービスを提供しています：

• CO1バーコードアッセイ
• DNA分析（DNAフィンガープリント法（指紋法）、DNAシーケンシング（配列決定））
• 核型分析
• 多型DNAのランダム増幅（RAPD）

 

カスタム認証サービスもご利用になれます。ご不明な点などBioReliance社までお問い合わせ下さい。当社研究チームが、お客様の細胞株の特性評価試験を計画するお手伝いをできれば幸いです。細胞認証サービスのさらに多くの技術情報については、下記で見つかります。

**2015年3月 – アイソザイム解析は、追ってお知らせするまで中止しています。
さらなる詳細については、ここをクリックして下さい。

CO1バーコードアッセイ

細胞型の由来種を確認するため、シトクロムcオキシダーゼサブユニット1遺伝子（CO1）バーコード領域のDNA配列はサンガー法を用いて決定します。

CO1バーコードアッセイに関するさらなる詳細については、ここをクリックして下さい

ご不明な点などBioReliance社までお問い合わせ下さい。当社研究チームが、お客様の細胞株の認証試験を計画するお手伝いをできれば幸いです。

 

核型分析

BioRelianceサイエンティストは、細胞株の認証試験の多くの核型分析（バンド染色体分析）サービスを実施しています。分析結果から、検体の細胞株の同一性および由来種を確認することができます。

標準的な核型分析は、以下のようなものがありますが、これに限りません：

• 分裂中期の核採取および染色体計数（形態上の倍数染色体数、度数分布および倍数性レベルが得られる）
• 染色体異常の定量
• 分裂中期Gバンド、可能であれば核型を構築します

 

BioRelianceチームは、生物学的製剤の製造および創薬に使用されるヒト（幹細胞を含む）、サル、マウス、ラット、ウサギ、イヌ、ハムスターおよび昆虫（バキュロウイルス）など多数の種に由来する細胞系の核型分析で幅広い経験を有しています。

核型分析試験は、お客様のニーズに合わせてカスタマイズすることもできます。詳細については当社までお問い合わせ下さい。

 

DNA分析（DNAフィンガープリント法、遺伝子タイピング）

DNA分析は、特定種類の細胞株のアイソザイムおよび核型分析の認証試験の代替または追加として行います。エンドヌクレアーゼで制限酵素処理したゲノムDNAを、超可変領域に対するプローブで解析することにより、細胞株同一性および／またはクロスコンタミネーションを見極めることができます。

BioReliance CROは、以下に示す包括的なDNA分析技術を提供します：

• AFLP（増幅断片長多型）の検出
• ゲノムDNAのRFLP（制限断片長多型）の特定
• SSR（単純反復配列）
• EST（発現配列タグ）
• SNP（一塩基多型）

 

RAPDアッセイ

ランダム増幅多型DNA（RAPD）分析は、ナノグラム量のDNAを用いてゲノム多型を検出することを可能にします。認証用の標的細胞株の基準に匹敵する株特異的な産物を生成させるため、本アッセイは一本鎖の短いオリゴヌクレオチドプライマーおよびPCRを使用します。この方法は、原核および真核細胞の双方で用いることができます。 

哺乳動物、微生物および他の細胞株を認証するためのRAPDアッセイデザインは、種特異的でなければなりません。さらに、結果は、細胞株の履歴（由来）および細胞生育に使用する培養液の種類によって変わる可能性があります。 

こうした理由から、BioReliance専門家に相談されることをお勧めします。お客様が細胞株認証にRAPDを用いるための最良の方法を、ニーズに合わせて決定するお手伝いをいたします。ここをクリックして当社までお問い合わせ下さい。